元「ジャングルポケット」斉藤慎二被告(43)の不同意わいせつ、不同意性交等事件により、バラエティー番組のロケのあり方が改善されそうだ。出演タレントの違いにより配慮していくという。

 斉藤被告は2024年7月、東京・新宿区に駐車されたロケバス内で初対面だった20代女性会社員Aさんの胸を触るなど計3回、性的行為をしたとされる。2人はバラエティー番組のロケに出演者として参加。その収録の合間に前代未聞の事件が起きた。AさんはSNSでも活動している。

 今月8日の第3回公判、同13日の第4回公判では当該ロケの様子が明らかになった。

 第3回公判に検察側の証人として出廷した当該番組の男性ディレクターによれば、ロケバスは2台。出演者は斉藤被告、Aさんのほかにタレントらがいたが、公判では匿名にされた。

 このうち1人は、有名女性タレントBだったことが取材で明らかになっている。

 前出ディレクターによれば、2台のうち、1台に斉藤被告とAさん、もう1台にBらが分乗した。この振り分けは「朝、(出演者を)迎えにいく段取り」で決まったという。皮肉にもこの振り分けが、斉藤被告がAさんに性的行為を求めるきっかけになってしまった。

 ロケは朝から昼にかけて行われた。屋外のため楽屋はなく、ロケバスを楽屋の代わりにした。

 暑さ対策もあったとされる。事件現場の近隣店舗従業員は取材に対し、事件当日について「その日は晴れで朝から30℃ほどあり、非常に暑かったことを覚えています」と話していた。テレビ局関係者の話。

「斉藤被告の事件を受け、2台以上のロケバスで出演タレントの分乗を決める際、男女別にする運用を求められそうだと業界内でいわれています。無用のトラブルを避けるためです」

 前出男性ディレクターによれば、Aさんはロケバスをもう1台のほうに「変えてほしい」旨を申し出ることはなかったという。言いづらかった可能性がある。

 前出テレビ局関係者は「ロケ開始前にロケバスの振り分けを1台は斉藤被告、もう1台はAさん、Bさんらと男女別にしていればよかったかもしれません」と指摘しつつ、「いずれにしても斉藤被告の行為は許されるものではありませんが」と念を押した。