歌手の小林旭(87)が14日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演し、元女優で妻の故・青山京子さんをしのんだ。

 青山さんは1952年に東宝の映画「思春期」のオーディションを受け中西みどり名義でデビュー。代表作は久保明と共演した映画「潮騒」。67年に小林と結婚し、芸能界を引退した。2020年1月、肺がんのため84歳で亡くなった。

 青山さんは、黒柳徹子も通った香蘭女学校の下級生だったと切り出した黒柳は「七回忌なんですって、早いですよね。青山京子さんは、とってもかわいいなと思ってたら、のちに女優さんになって、やっぱりなと思っていた。あなた(小林)のお嫁さんになった」と振り返った。

 青山さんとの結婚式の写真を見つめながら小林は「結局ガンだった。最初は頭(脳腫瘍)からきたんですよ。それで頭の手術だけはしたんです。一応、病院に入ったんですよね。そのあと(ガンが)転移して、肺の方に飛んだりなんかしたときに医者が『どうしますか』って。ぼくは本人に『手術するってのは、どうだ』って言うと、(青山が)ものすごい勢いで、顔色変えて『嫌だ。自分の体は誰にも触られたくない。胸の手術なんて、冗談じゃない』って、すごい勢いで怒ったんですよ。だもんで(手術は)止めたんです。結局それが進展していくのを黙ってみてるだけという結果になった」とぽつりぽつりと語った。

 青山さんの最後は、息子が看取ったという。「びっくりして病院に飛んで行ったんだけど、もう遅かった。最後に何か言ったか(と看取った息子に確認すると青山さんは)『幸せな人生だった』って言ってましたよって、息子が言ってました。そういうふうに言ってくれただけ良かったのかな」と目に涙を浮かべながらしのんだ。

 青山さんが亡くなってから仏壇に向かうようになったと明かし、「仏壇に向かって、線香あげて、ロウソクだけは絶やさないようにしようと。あと明かりだけは付けておこうと。道に迷うといけないから提灯の明かりだけは付けといてあげようというのは、いつものことで。般若経読むのが、逆に楽しみになりました」と報告。

 小林が〝マイトガイ(強き男)〟と呼ばれていたころから知っている黒柳は「昔のあなたからは考えられない」と合いの手を入れた。