ポール・マッカートニーのビートルズ解散後初となるロックンロール殿堂での大規模な展示会が暗礁に乗り上げている。米芸能ニュースサイト「ページ・シックス」が11日、報じた。
米オハイオ州クリーブランドの「ロックの殿堂」博物館で開催される展覧会「ポール・マッカートニーとウイングス」は5月15日から開幕する予定だったが、展示品の一部がクリーブランドへの輸送に問題が生じているという。
これはポールのヴィンテージギター7本が、絶滅の怖れがある野生動植物の種の国際取引に関する条約(CITES)に抵触するため、ロンドンの税関で足止めされていることが理由だという。これらの有名な弦楽器は、地球上で最も希少で絶滅の危機に瀕している樹木の一つであるブラジリアンローズウッドで作られている。
「それらはロンドンの税関で1か月間、足止めされています」と関係者は語っており「この木は絶滅危惧種なのでもう使えませんが、音響や音響効果の面では最高の木材です」と付け加えた。これらのギターは、ポールの個人コレクションの一部である。
今回の展覧会はマッカートニーとウイングスの物語を探る、ウイングスにとって初の大規模な博物館展覧会であり、ロックの殿堂は彼らを「ビートルズの終焉と(ウイングスによる)ポピュラー音楽の新時代の到来との間のギャップを埋めた、1970年代ロックにおける決定的な存在」と評している。
ポールがこれらのヴィンテージギターを携えて海外を旅するのは数十年来初めてのことだと言われており、ポール自身が貴重な楽器に問題が生じることは知らなかったのではないかとも推測されている。
しかし、ある情報筋によると、ギターを税関を通過させるための動きが見られており、4日後の開館までに博物館に到着する可能性があるという。
展覧会ではウイングスのレコーディングセッションやコンサートで使用された楽器、バンドが着用した衣装、手書きの歌詞、オリジナルのアートワーク、ツアーの記念品、未公開写真などが公開される予定。アーカイブのビデオ、オーディオ、画像を組み合わせて没入型体験できるシステムも用意されている。












