〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)がボクシングデビュー戦で判定勝利した〝神童〟那須川天心(24=帝拳)を忖度なしにぶった切った。

 那須川は、日本バンタム級4位の与那覇勇気(32=真正)とスーパーバンタム級6回戦で対戦。試合は1ラウンド(R)から多彩なパンチをヒットさせて相手を寄せ付けず、2Rには相手の攻撃を空振りさせてから右フックを叩き込んでダウンを奪うなどして判定3―0で完勝だ。試合後、那須川は勝利を喜び世界王座を目指す意気込みを口にしつつ「チャンピオンを目指していくにはこういう試合ではダメだと思う。しっかり倒してみんなにアピールできたらと思うんで」と反省も忘れなかった。

 この試合を見た青木は、試合直後に事務所から電話を寄こして「試合前、ナスガワ(那須川)は『ボクシングで格闘技をする』みたいに言ってたじゃん。アレは(格闘家として)うれしかった。あれで全てを許せちゃうよ」と声をしゃがれさせる。しかし続けて「でも、一つ言わせてくれ。俺には〝完勝〟には見えなかったよ。なぜなら、相手をぶっ倒してないから」と不満げ。そして〝ナスガワウォッチャー〟を自称するバカサバイバーはこう分析した。

「要はナスガワは、蹴りがあるからパンチが当たる選手だったってことだ。朝倉未来と同じ。蹴りをディフェンスさせて、それでガードが下がったところにパンチをクリーンヒットさせていたんだ。それが蹴りがなくなった今回、パンチだけでは分散しきれなかった。端的に言えばそういうことだ」

 だが、那須川自身も「これが限界じゃない。しっかりボクシングを初めて半年なんですけど、ここからさらに進化して…」と話した通り、ボクシングではまだ〝ルーキー〟に過ぎない。青木の辛口は期待値が高すぎるが故なのだろう。多少はその自覚があるのか「逆に言えば、これからそこをナスガワがどう克服するかを見たいよね。蹴りに代わる〝何か〟を見つけられるのか。見つけられなければ亀田だ」。

 続けて「大体、相手の選手は奥田啓介を見習ってほしいよ」と意味不明な言葉を口にした。

 最後に「それはそれとして12日、俺がナスガワの代わりにKO勝ちしてやるから見とけ!」とGLEAT・12日の東京・後楽園ホールでのLIDET UWF初代王者決定トーナメント準決勝の佐藤光留戦に向け意気込むと「ナスガワもグレートしようぜ!」と叫び、一方的に電話を切って取材を打ち切った。