実業家のひろゆき氏が7日、ABEMA TVのニュース番組「Abema Prime」にリモート出演。心筋梗塞のため亡くなった「ムツゴロウ」こと作家の畑正憲さん(享年87)について熱く語った。

 この日、「自分の伝えたいニュース」という企画でムツゴロウさんの訃報に触れたひろゆき氏は「僕の子供の頃に動物番組って結構あったんです。TBSの関口宏さんの『わくわく動物ランド』みたいな」と回想した。

 そういう動物番組で「動物と人間はさして変わらない」ということを学んだといい「『人間はすごく特殊なものである』みたいに割と思い込みがちなんですけど、『実際動物とそう変わらんよ』っていうのって動物を見てる人の方がわかると思うんです。だけどそういう触れる機会っていうのが、昔はムツゴロウさんの番組とかであったんですけど、今は全然なくなっちゃった」と嘆いた。

 またムツゴロウさん個人については、番組収録中に右手の中指をライオンに食われたエピソードを紹介。その際、まったく騒がずカメラ前から消えたといい「大騒ぎになったらそのライオンが射殺される可能性もあるというのがあって騒がなくて。『これは僕のミスなので、今度もう1回ライオンに会いに行きます』『罰を与えないでください』って言ってもう1回再会してるんです。それをムツゴロウさんが言ってるので、人の指を食ったライオンも生き残れたんですよ。そういう気もちゃんと使えている人」とたたえた。

 その上で「それで麻雀やたら強くて、確か初の十段かなんかってムツゴロウさんなんですよね。なのですごい能力値の高い人で麻雀もやるし、作家としても成功してるし、動物大好きみたいな。かなり面白い人」と指摘し「この面白さが最近の若い人には伝わってなかったので、伝わるようなものがあるといいなあとちょっと思いました」と提言した。