英国の人気ロックバンド、プリテンダーズのフロントウーマンであるクリッシー・ハインドがコンサートを携帯電話で撮影するファンに不満を訴えた。米誌ピープルが2日、報じた。

 ベテラン女性ロッカーのクリッシーは2日、自身のSNSで、コンサート中にファンが撮影行為を行っていることを嘆きつつ、誰かにその現象を説明してほしいと訴えるメッセージを投稿した。

「みなさんこんにちは!質問です。なぜ人は携帯電話に夢中なのでしょうか? なぜ人は毎日何歩歩いているかを知る必要があるのでしょうか? それが何の違いを生むのでしょうか? でも、私の本当の疑問は、なぜ人はコンサートや美術館で動画を撮影したり写真を撮ったりする必要があるのかということです。なぜなのでしょうか??」。

 クリッシーは、最近ロンドンでカントリー界の伝説的歌手エミルー・ハリスと夕食を共にした際、コンサート会場での携帯電話使用について話題になったと明かした。

 エミルーは、会場側が事前にカメラの持ち込みを禁止していると警告しても意味がないとして「アーティストが明らかにやめるように求めているにもかかわらず、人々は当然の権利だと思っている」と語ったという。

 それでもクリッシーの怒りは収まらず「「それは、囲いの中にいる人々の目の前で猿が自慰行為をしているのを思い出させます。率直に言って、その場合は、猿はそもそも囲いの中にいるべきではないので、人々は自慰行為をされて当然です。しかし、舞台上のアーティストの場合はどうでしょう?」と語り「そして、アーティストがなぜそれを嫌うのか、誰も理解できないようです。寝ようとしているときに蚊が頭の周りをブンブン飛び回ったことがあるなら、舞台上でショーを撮影されたり、写真を撮られたりするのがどんな感じか、漠然と想像できるでしょう」と続けた。

 クリッシーはフィンセント・ファン・ゴッホの回顧展で「悪夢のような」経験をして以来、美術館の展覧会に行くのを止めたと語った。その展覧会では「愚か者たちが傑作の前で携帯電話を掲げ、誰も作品を見ることができなかった」という。