元「光GENJI」メンバーの大沢樹生(53)が5日、北区長選(16日告示、23日投開票)の出馬を正式に取りやめ、6選を目指す花川与惣太区長(87)の支援を表明した。この4か月、地元で活動してきた大沢にとっては苦渋の決断となったが、長期ビジョンではジャニーズ事務所出身者では初となる首長への道が近づいたともいえる。
昨年12月に区長選への出馬を表明し、話題となった大沢だが、選挙まで2週間を切ったタイミングで重大決意した。これまで5人が出馬表明する大混戦で「北区をよりよくしたい思いは決してブレることなく、変わっておりません。有権者の1票1票を決して無駄にしてはいけない」との思いから、掲げた政策の実効性を最優先にし、政策協定を結んだ花川氏への合流が最善との判断に至った。
選挙中には88歳となる花川氏だが、多選や高齢批判を跳ね飛ばす〝超人ぶり〟を大沢にも見せつけていた。
「花川区長は『俺にはまだやり残したことがある。6期目を集大成にしたい』と、いい意味で衝撃を受けた。年齢はただの数字だとは思っているが、まだやるのか、すげえなと。北区の行政に対する信念と区民への思いが伝わり、『とことんやってください』という気持ちが芽生えた」(大沢)
退く形となったが、政治への道をあきらめたわけではない。選挙では花川陣営の統括として、全面サポートに回る。この日、当選した暁には大沢をどう起用するのか聞かれた花川氏は「決まっているハズがないでしょ」と話した。
支援の見返りになんらかのポジションを約束すれば、公職選挙法に抵触する恐れがあるために取り決めはできないが、論功行賞が行われるのが政治の世界。選挙後に大沢が何らかの形で、区政に携わっていくことは確実で、大きな経験を積む機会を得ることになる。
花川氏は「いい男だ」と自身の息子と同年代の大沢をべた褒めすれば、大沢も「父ちゃんという感じ」と亡き父に花川氏の姿を重ね合わせた。すべては当選しなければ、絵にかいた餅とあって、〝親子タッグ〟で混戦の区長選に挑むことになる。
なお、同選挙にはほかに自民党が支援する山田加奈子都議(51)、共産党が支援する橋本やすこ氏(70)、無所属の駒崎美紀区議(44)が出馬を予定している。











