女王に競り勝った。競泳の日本選手権初日(4日、東京アクアティクスセンター)、女子200メートル個人メドレー決勝は、東京・淑徳巣鴨高2年の成田実生(16=金町SC)が2分10秒91で初優勝。派遣標準記録(2分11秒47)を突破し、自身初となる世界選手権(7月、福岡)の代表権を手にした。

 大一番でもひるまなかった。レースは前半から東京五輪金メダルの大橋悠依(27=イトマン東進)が引っ張る展開だったが、中盤以降に成田が猛追を見せた。「最初はちょっと焦ったけど、最後は周りの選手が見えていたので、気持ちの勝負だと思った」。ほぼ同着でフィニッシュしたものの、タッチの差で成田が頂点を勝ち取った。

 日本の個人メドレーを引っ張ってきた大先輩を下しての世界切符。「結構疲れた」と初々しい表情を浮かべた上で「何かあまり実感がないけど、世界選手権の代表に入ることがずっと目標だったので、今はすごくうれしい」と声を弾ませた。

 今大会は400メートル個人メドレーにも出場予定。「ここで満足せずにもう1種目残っているので、ベストを出して代表を取れるように頑張りたい」。昨夏の世界ジュニア選手権で3冠を達成した期待の星は、さらなる活躍を誓った。