2023年最初の大会となった1日の格闘技イベント「RIZIN.41」(丸善インテックアリーナ大阪)は大盛況で幕を閉じた。メインでは〝キック界のナマズ〟芦澤竜誠が〝世界の田中〟こと皇治に勝利したが、榊原信行CEO(59)は今後の2人に何を期待するのか。「RIZIN LANDMARK5」(29日、東京・国立代々木競技場第一体育館)以降の展望についても注目発言を連発だ。
――皇治に勝ってRIZINデビューを飾った芦澤の次戦は
榊原CEO(以下、榊原) どのルールでやるかだと思う。総合(格闘技)で試合を組むには、まだ時間がかかると思うので。その間、キックルールやミックスルールの試合をしてもいい。「〝芦澤ワールド〟を啓蒙するべく、どんどん試合に出た方がいいんじゃないか」という話を、本人ともしようと思います。
――あのキャラクターにRIZINとしても乗っかると
榊原 めっちゃ乗っかります。そのためにも、総合に向けてステップアップになる試合があってもいいと思います。
――一方で負けた皇治は引退を示唆した
榊原 させません。ありえない。全力で止めます。「マルコメくん(フロイド・メイウェザー)とやらなくていいの?」って話でしょ。全力で慰留しますよ。
――選手としてまだまだ価値があると
榊原 当然でしょう。今回の試合も面白かった。皇治は苦境に立たされても、ああして前に出るじゃないですか。第4の審判はファン。その人たちの胸を震わせる試合をつくり出せる選手ですから。
――今後の大会の展望は
榊原 29日に向けてはこれからブームアップしていきたいし、「RIZIN.42」(5月6日、東京・有明アリーナ)も(右ヒザ前十字靱帯断裂で試合が延期になった山本)美憂の抜けた穴を埋めるインパクトあるカードを組もうと思っています。みんなが驚く試合が組めたらと。
――サプライズも
榊原 ちょっとまた〝変なこと〟を考えているので、楽しみにしていただけたら。「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)以降も7~9月に新しい話題性や新機軸を打ちだすことを考えているので、期待してほしいです。
――昨年大みそかに参戦表明したボクシング元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)は、いつごろリングに上がりそうか
榊原 相手とタイミングをどうするか。早ければ7月とかに出て来る可能性もあります。
――今も交渉中だと
榊原 彼の周りに何人も交渉のプロがついて老かいにきますから。これからだと思います。焦って得する話は何もないので、じっくり。いずれにせよ「この日にやらなくちゃいけない」というのは決まっていないので。早ければ夏だし、タイミングが合わなければ9月とか12月とかにずらしてもいいと思います。
――以前、名前を挙げた(プロレスターの)飯伏幸太は、現在もパッキャオの相手候補に入っているのか
榊原 話し合いは可能性も含めて(している)。でも、決まった話は一つもないです。飯伏選手とやるとなれば、パッキャオも相当に想定外の選手なので。体重もジャンルも、いろんな意味ですり合わせをしていかなきゃいけない。すべて交渉の途中です。そして、この交渉のイニシアチブはパッキャオが持ってますから。メイウェザーのときと同じ。そこを見誤るとすべてがダメになります。ヒクソン(グレイシー)と高田(延彦)選手がやった時もそうだけど、向こうにどれだけ合わせて条件的なものを調整していくかなので。
――パッキャオと並行して、飯伏ともコミュニケーションを取り続けるのか
榊原 いい選手だし、キャラクターもある。日本が誇る世界に通用する男子プロレスラーですから。そういう日本のプロレス界の至宝みたいな人なので、僕らRIZINとしては「何か関わって化学反応を起こしたいなあ」というのは、パッキャオ戦に限らず思っています。












