米ニューヨーク州の大陪審は30日、口止め料を支払った罪などでドナルド・トランプ前大統領を起訴した。大統領経験者が起訴されたのは史上初となる。主要メディアが伝えた。

 フォックス・ニュースによると、マンハッタン地方検事のアルビン・ブラッグ氏は、2016年の大統領選挙直前の口止め料の支払いについてトランプ氏を長年調査してきた。アダルト女優のストーミー・ダニエルズへ13万ドル(約1700万円)、元プレイボーイモデルのカレン・マクドゥーガルへ15万ドル(約2000万円)を支払った疑いがある。

 マクドゥーガルとダニエルズへの口止め料の支払いは、2018年にフォックス・ニュースが報じていた。マンハッタン地方検事局の広報担当は「私たちはトランプ氏の弁護士に連絡を取り、最高裁判所の起訴状に関する罪状認否のためにマンハッタン検事局に彼の引き渡しを調整した。罪状認否日が決定したら、発表します」と語る。

 トランプ氏は「史上最高レベルの政治的迫害と選挙干渉だ。私がトランプタワーの金色のエスカレーターを降りた時から、そして私がアメリカ合衆国大統領に就任する前から、この国の急進左派民主党は『メーク・アメリカ・グレート・アゲイン』運動を破壊する〝魔女狩り〟に従事した。(来年の)大統領選挙への妨害行為で完全に罪のない人を起訴した」と声明を出した。