自民党は23日に告示される奈良県知事選(4月9日投開票)で、高市早苗経済安全保障相(62)の調整不足などが出て〝保守分裂〟の可能性が強まっている。
今回の同知事選で立候補を表明しているのは現職の荒井正吾氏、高市氏が総務相だった時の秘書官を務めた元総務相官僚の平木省氏、日本維新の会が公認した山下真氏、共産党が推薦の尾口五三氏なのだ。
「平木氏は奈良県連会長の高市氏が擁立したんです。自民党奈良県連は今年1月に平木氏の推薦を決めたんですが、党内の一部が反発して荒井氏支援へと動いた。党本部は現在も態度保留のままの状況です」と自民党関係者は嘆く。
高市氏は放送法の「政治的公平性」に関する行政文書をめぐる問題で、野党から追及を受ける中で「信用しないなら質問しないで」と反発したことが話題となり、自民党支持層から「イメージが悪い」と批判を受けている。
同知事選に必勝を誓う自民党は、今月上旬に選挙調査を実施。その結果、荒井氏、平木氏が日本維新が公認した山下氏に首位を譲る格好で、保守分裂の影響がすでに出ているという。
「荒井氏は前回の調査より8ポイント下げ、逆に平木氏が2・6ポイントの微増です。山下氏は2・6ポイント下げましたが、トップを保っています。現段階では接戦です。高市氏の行政文書問題の影響が長引かないことが、勝敗のカギを握るかもしれません」(自民党関係者)
高市氏は同知事選で平木氏を応援するわけだが、荒木氏、山下氏を抑えて当選に導けるのか。












