立ち技格闘技「K―1」の年間最大興行「K’FESTA.6」(12日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で、京太郎(36)がMMAファイターの石井慧(36)に判定で完勝した。

 序盤から京太郎はパンチを積極的に放ち攻め込む。1ラウンド(R)中盤には鋭いパンチを顔面にヒットさせてグラつかせ、ラッシュを仕掛けるなどしてペースを握った。

 2Rも石井のガードの上からパンチを叩き込んだ。最終3Rも動きの鈍くなった相手にペースを譲らず、試合をコントロール。結果は判定に委ねられ、3―0で京太郎が完勝した。

 試合後、石井と向き合いヒザをついて礼をしてから抱き合って健闘をたたえ合った京太郎は「もうちょっと自分自身、マックスまで練習できていたらと思った。1R効かせて倒したかったが、今の状態だとこんなものかなと思いました」と反省を口にする。

 石井については「ボクシングにも転向してパンチで来ると思ったら、蹴りで来て驚きました。ボクシング転向したのに、9割ローというのに戸惑いました」としつつ奮闘ぶりを評価した。

 一方、敗れた石井は「準備から自分のやれることをやってこの試合に挑んで、結果ベストを尽くせたので悔いはないです」と晴れやかな表情。2021年のK―1初参戦から、今回で立ち技の〝区切り〟とすることを表明していた通り「自分自身(K―1で)4試合やって、最後に京太郎選手とやったんで、K―1に関しては満足です。純粋に打撃の勉強になりましたし、こうして日本人で一番強い京太郎選手とやれたことが人生にとって宝だと思います」。今後は立ち技で得た経験を糧に〝本職〟である総合格闘技戦に集中する意向だ。

 なお、この日の石井の戦いぶりを楽しみにしていた〝バカサバイバー〟青木真也は試合後、わざわざ記者に連絡をよこして「いい〝押し相撲〟だったよ。電車道だった」と普段より高めに声をしゃがれさせる。さらに「巌流島ルールなら石井慧が勝っていた。塩…」などとまったく実にならない話を続けだしたので、そっと通話を切らせてもらった。