立ち技格闘技「K―1」の年間最大興行「K’FESTA.6」(12日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で、菅原美優(23)がK―1女子アトム級王者のパヤーフォン・アユタヤファイトジム(20=タイ)に勝って悲願の王座奪取を果たした。

 昨年6月の「K―1初代女子アトム級王座決定トーナメント」の決勝で延長の末、判定1―2で惜敗した相手との再戦となった菅原は、1ラウンド(R)から積極的に前に出る。これにパヤーフォンからも応戦され、試合は激しい打ち合いとなった。2Rに入ると、相手よりも8センチ高い身長162センチのリーチを生かして鋭い前蹴りを織り交ぜペースをつかむことに成功した。

 最終3Rになると、追い込まれたパヤーフォンが禁止されているホールディングを連発し減点1。試合はダウンのないまま終了したが、判定2―0で菅原が勝利を手にした。リベンジを果たし、ベルトを腰に巻いた菅原は「今日はたくさん応援ありがとうございました。戦ってくれたパヤーフォン選手ありがとうございました。パヤーフォン選手がいてくれたおかげで強くなれました。またお願いします」と涙ながらに話し、両親への感謝の言葉を口にした。

 また、K―1女子フライ級王者のKANA(30)はフンダ・アルカイエス(35=トルコ)を終始圧倒。左右スイッチして重い打撃を当てながらアルカイエスに迫り、1Rからコーナーでパンチのラッシュを仕掛けてスタンディングダウンを奪う。2Rも同様にコーナーに追い込んでスタンディングダウンを奪うと、戦意喪失のアルカイエスがファイティングポーズを見せず試合が終了した。

 2R1分31秒のKO勝ちで王座防衛に成功したKANAは「しっかりKOで倒せたことがうれしいです。でも、自分が目指しているのはここじゃないので。(立ち技女子最強と言われる)アニッサ・メクセン戦を実現させて、K―1のベルトが最強だと証明します。K―1、最高!」と先を見据えた。