1970年代アメリカのサザンロックを代表するロックバンドの一つ「レーナード・スキナード」の最後のオリジナルメンバーで、ギタリストのゲイリー・ロッシントンさんが5日、亡くなった。71歳だった。

 ロッシントンさんは同バンドの代名詞となった名曲「フリー・バード」(73年)で、印象的なスライドギターを担当するなど、リードギターとして活躍した。

 ロッシントンさんらバンドメンバーは69年にレーナード・スキナードとしてフロリダ州ジャクソンビルで活動を開始し、「シンプル・マン」(73年)や「スイート・ホーム・アラバマ」(74年)、「サタデー・ナイト・スペシャル」(75年)など、次々とヒット曲を発表。

 そんな中、ロッシントンさんは76年に自動車事故で大けがを負い、その経験を歌にした「ザット・スメル」(77年)も代表曲の一つとなった。だが、77年10月、ツアー中にバンドの専用機が燃料切れで墜落。リードボーカルのロニー・ヴァン・ザント、ギターのスティーヴ・ゲインズ、バックボーカルのキャシー・ゲインズらが死亡し、救助されたロッシントンさんら残りのメンバーも重傷を負い、レーナード・スキナードは解散した。

 その後、ロニーの弟ジョニー・ヴァン・ザントをリードボーカルに迎え、ロッシントンさんら残ったメンバーがレーナード・スキナードを再結成。新たなメンバーを入れて、現在に至るまで活動を続けている。

 昨年11月、米音楽誌「ローリング・ストーン」とのインタビューでロッシントンさんは、心臓疾患によりツアーに出ることが困難になっていると明かし、「ギターはまだ上手く弾けるけど、ツアーでの移動が大きな負担なんだ」と語っていた。

 レーナード・スキナード結成当時のメンバーは飛行機事故後、ギターのアレン・コリンズが90年に37歳で、ドラムのボブ・バーンズは2015年に64歳で、ベースのラリー・ヤンストロムは19年に70歳でそれぞれ亡くなり、ロッシントンさんが最後のオリジナルメンバーだった。