女優の橋本愛(27)が6日までにインスタグラムを更新。ストーリーズ機能での投稿したトランスジェンダー女性を巡る発言内容が賛否を巻き起こした事態を受け、「本当に、心から、ごめんなさい。本当にごめんなさい」と謝罪。その上で「学びの機会をくださり、本当にありがとうございます」と感謝した。

 橋本は今回の謝罪した投稿の前、同じくストーリーズでの投稿で、「心は女性」と身体的性別と性自認が異なる「トランスジェンダー」の女性が、女性用の公共の入浴施設やトイレなどを利用することについて、「体の性に合わせて区分する方がベターかな」と告白。
 
 その理由について「LGBTQ+の方々によっては我慢を強いられるような気持ちになるかもしれませんし、想像するととても胸が痛くなります」と気遣った上で、自身の思いを「私は女性として、相手がどんな心の性であっても、会話してコミュニケーションを取れるわけでもない公共の施設で、体が男性の方に入ってこられたら、とても警戒してしまうし、それだけで恐怖心を抱いてしまう」と吐露。さらに「そんな態度をとって傷つけたくもない」と素直な思いをつづった。

 現在、自民党の性的指向・性自認に関する特命委員会がLGBT法の法制化を進めており、政府は今国会中に成立を目指している。賛否のある法案でもあり、橋本の投稿はSNS上で拡散され、賛否両論が寄せられる事態に。多数を占めたのは「#橋本愛さんに連帯します」というハッシュタグを付けた〝賛同〟だったが、一部からは「差別だ」などと橋本に厳しい意見が寄せられた。

 橋本はこうした事態を受け、6日までにストーリーズに思いを投稿。さまざまな意見が寄せられたことに感謝し「トランスジェンダー差別について、昨晩からたくさんたくさん調べました」と明かした。

 現在の知識では詳細な発言を控えるとしながらも「自分の犯した失敗の原因、問題点、そしてこれから自身が持つべき指針について考えました。今一つだけ確かに言えることは、まったく別のことで、私の中にまだ、解決されるべき課題が残っていたことです」と伝えた。

 批判が寄せられた「トランスジェンダー」の女性が、女性用の公共の入浴施設やトイレなどを利用することについての発言を「解決されるべき課題」としたことは、自身の〝あるトラウマ〟に根付いたものだったと説明。「あるトラウマの根が、関係のないところにまで結びついてしまうほど蔓延っていたことに気づき、昨夜、断ち切りました」とトラウマの詳細などは避けつつも明かした。

 橋本は「もう二度と、考えの至らないまま発言をしてしまわないために、何よりこの世界に生きる誰かをこれ以上傷つけてしまわないために」と、今後もこの問題を学び続け、考え方をアップグレードして行動していくことを約束。「本当に、心から、ごめんなさい。本当にごめんなさい。学びの機会をくださり、本当にありがとうございます」などとつづった。