タレントの浜村淳(91)が21日、大阪市内で行われた「滝あつし新曲発売パーティー」に出席した。

 浜村は大阪のラジオ局・MBSラジオ「ありがとう浜村淳です」で50年以上パーソナリティーを務める大ベテラン。昨年10月、ラジオ「ありがとう浜村淳です土曜日です」を検査入院のため休演。そのまま大腸がんの治療を受けていたことを報告していた。

 この日は、自身が所属する芸能事務所「一丁目一番地株式会社」の社長で浜村のマネジャーも務める谷村淳司氏が、22日に歌手・滝あつし(60)としてデビューするということで激励に駆けつけた。

 車いすで登場し、滝に支えられながらステージに登壇した浜村は、張りのある声であいさつし、滝に大きな花束を手渡した。

 この日、滝はデビュー曲「おとこ人生夢街道」とカップリング曲「通天閣」などを披露。歌声を聞いた浜村は「うまい歌もあれば、なかにはヘタな歌もあった」と浜村節で感想を述べ、滝が歌手としての抱負を語ると浜村が「そんな長いことしゃべっても使われるの3行くらい」とアドバイスし、笑いがおきた。

 続けて「(NHK紅白歌合戦に出演することは)無理でも夢を持つことは結構なこと」とコメント。1962年に上映されたヘレンケラーの伝記映画「奇跡の人」の映画解説を披露した上で「奇跡の人、そういうこともあるかもしれませんね」と滝の今後の活躍に期待を寄せた。

 浜村が名づけた滝の芸名について「還暦で歌手としてデビュー。めずらしいです。芸名は過去、いろんな人が苦労して付けてます」とし、大物歌手の名付けエピソードを披露。それらの大スターと同じく、苦労して考えた経緯を説明した。

 この日の体調を聞かれた浜村は「あんまり良くないです。初め(医師から)『大腸がんの疑いがある』ということでおなかのあたりを手術しまして、それで退院できるかと思いましたら、次に『脳内出血の疑いがある』という診断で2回目の手術をやりました。もうこれで終わりやと思ったらお医者さんが病室に訪れまして『悪い血を取り残しました。もう一度、手術やります』って。悪い血が残っていようと、もう手術はイヤですと断って退院してきたんです」と明かした。