WWE女子タッグ王者のイヨ・スカイが、まさかの王座陥落だ。悪のユニット「ダメージCTRL(DC)」の相棒ダコタ・カイとのコンビでベルトを守ってきたが、ベッキー・リンチ&リタにベルトを奪われた。

 DCのベイリー、イヨ&ダコタとベッキーの抗争は、WWE殿堂者で元人気ディーバのリタが復帰してベッキーの助っ人となり、今週のロウ(ミシガン州グランドピッズ)のメインイベントでWWE女子タッグ王座をかけて決着戦。プロレスの祭典「レッスルマニア39」(4月1、2日、カリフォルニア州イングルウッド)まで残り1か月となる中、イヨは「もちろん、答えは一つ! 私たちはチャンピオンとしてレッスルマニアに行く!」と必勝を期して王座戦に臨んだ。

 王座戦は観衆の大声援を受けたベッキー&リタが攻勢に出たが、イヨが強烈なドロップキックをベッキーに浴びせて反撃。さらに場外でリタを実況席に叩きつけからムーンサルトアタックを見舞うと、リング内ではベッキーへドロップキックを連発。ダコタもスコーピオンキックを決めて、ペースを奪い返した。

 続けてセコンドのベイリーが、リングにベルトを投げ入れた隙にリタを襲って試合に介入。このチャンスにイヨはアッパーカットからダコタとの合体バックドロップでベイリーを叩きつけるも、3カウントは奪えない。

 その時、懐かしのテーマ曲が鳴り、元WWE女子王者のトリッシュ・ストラタスが花道を走ってサプライズ登場だ。リタと同時期に活躍したWWE殿堂者はいきなりベイリーに襲いかかり、強烈なエルボーを放ってダウンさせ、ベッキー&リタのセコンドに就いた。

 これで勢いに乗ったリタはイヨをハリケーンラナで吹っ飛ばした。続けてムーンサルト弾を狙うが、現代最高のムーンサルトの使い手であるイヨはこれを許さず、逆に月面弾を放った。決まれば決着の必殺技を、リタは直前で回避。ツイスト・オブ・フェイトを決めてから、一気にコーナー上段に上がった。

 ベイリーはこれを妨害しようとエプロンに上がるも、トリッシュが駆けつけ、ベイリーの脚を払って阻止。続けて得意のハイキックを放ち、ベイリーをKOした。さらに妨害しようとしたダコタはエプロンでベッキーがディスアーマーで捕獲。このチャンスに47歳のリタが豪快に月面弾で舞って、イヨから3カウントを奪った。

 新タッグ王者となって喜ぶベッキーとリタの前で、イヨはダウンしたまま。リタとのムーンサルト対決に敗れ、昨年11月から守ってきたベルトを手放した。祭典出場へ向けても、痛過ぎる黒星となった。