東京映画記者会(東京スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が選考する「第65回ブルーリボン賞」各賞が決定。俳優の木村拓哉、歌手の工藤静香夫妻の次女でモデルのKoki,(20)が、女優デビュー作で初主演したホラー「牛首村」で新人賞を受賞。所属事務所社長でもある〝静香ママ〟が見守る中、行われたインタビューで喜びを爆発させた。

 モデルでクールなイメージがあるが、インタビューでは終始笑顔だった。実はホラーも「1人で見られないぐらい怖い」という。

 女優デビューにあたり、木村に演技相談したこともあった。

「(演じる役の女子高生が)こういう心境の中で、例えば〝ここを強く表現するのか、それとも自分の中の強い気持ちにするのか〟とか、結構具体的なところまで相談していました」

 時にはロケ先から父に連絡することもあった。

 昨年には、京都で行われた木村の主演映画「レジェンド&バタフライ」(公開中)の撮影現場に立ち寄る機会に恵まれ、父の演技を初めて生で見た。遠目だったが、これは幼いころからの夢だった。

「(父が)ちょうどお酒を飲んでいて倒れるっていうシーンだったんですけど、その集中力と覇気?ではないですけど、ホントに雰囲気がこっちにも伝わってきて。自分のお父さんだけど、それ以上に憧れるというか、尊敬しましたね」

「牛首村」を撮り終えたころから演技の勉強を兼ね、人間観察しているという。街中で電話しながら泣く女性のことは覚えている。

「一生懸命(涙を)隠そうとしていたんですけど、体が若干震えていたり(する動きを見て)〝あっ、そういう表現の仕方もあるんだ〟とか、日常の中でも(演技のアイデアを)吸収したいなと思うようになりました」

 大スターの両親の背中を見て育った。

「幼いころから人の目は慣れているって言ったら少し変かもしれないんですけど…。(両親は)2人とも隠さないんですよ、いつも。堂々としていいみたいな感じの姿をずっと幼いころから見ていたので、隠したりとかマイナスな部分はないですね」

 今後は木村との父娘共演はもちろんのこと、「自分も父みたいになれたらいいな」と夢は尽きない。「演じることに自分がエネルギーを注いでいる姿を(周囲が)見て、その心をつかむというか動かせるような人になりたい」と目を輝かせた。将来を熱っぽく語る愛娘に、静香は目尻を下げていた。