昨夏の参院選で当選後、国会に登院していないNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員(51)に対し、参院懲罰委員会は21日、「議場での陳謝」を全会一致で決定した。当初は3月帰国を宣言していたガーシーだが、これで帰国の可能性はほぼゼロになったというのだ。

 4つある処分のなかで「議場での陳謝」は3番目に重いとされる。22日に参院本会議で正式決定し、3月上旬にも開かれる本会議で陳謝の場がセッティングされる。

 しかし、ガーシーが帰国して、陳謝する可能性について、同党の浜田聡政調会長は「ない」と断言した。同党関係者はこう指摘する。

「ガーシーは1月の通常国会開会前の時点で、3月の帰国を明言したが、その後、懲罰委にかかった。当初は(2番目に重い)登院停止とみていたが、ある意味、最も重い陳謝となった。陳謝文は懲罰委が作成するので、ガーシーが自分の言葉を一言も加えることができないもの。到底、受け入れるはずがないでしょう」

 陳謝文の草案も鈴木宗男懲罰委員長から示され、文末には「院内の秩序を乱し、本院の信用を失墜させたことは誠に申し訳なく、深く自責の念にたえません。ここに謹んで陳謝いたします」とある。

 宗男氏はブログで「委員会でつくった文案をガーシー議員が読むという極めて厳しいものであり、この重みを考えて戴きたいものである」とガーシーに突き付けた。

 陳謝の場に姿を見せなければ、それ自体が懲罰対象となり、再び懲罰委に付託され、今度は「除名」を念頭に審議される。ガーシーのXデーは刻一刻と迫っている。