イングランド・プレミアリーグのブライトンで旋風を巻き起こす日本代表MF三笘薫(25)は、21日のレスター戦でも得意のドリブルから芸術的なスーパーゴールを決めた。カタールW杯やその後の活躍で評価がうなぎ上りの中、元日本代表FWの武田修宏氏(55=本紙評論家)は期限が迫る今冬の移籍市場でのステップアップを猛プッシュした。
【武田修宏Take it easy】三笘は自分の形を持っている。左サイドからドリブルで突破して、右足で中に鋭く切れ込む。相手が足を出してきたら前に行く。中に行けば精度の高いシュートがある。こうしたところは彼の絶対的な武器だよね。それをカタールW杯でブラッシュアップ。自信をつけて、さらなる活躍につなげている。
そこで思い出すのがFW岡崎慎司(36=シントトロイデン)だよ。2015―16年シーズンにレスターで優勝するなど岡崎もプレミアで活躍。三笘とはタイプは違うけど、彼も自分だけの武器を持っていた。前線からの献身的な守備など他の選手にない特長があった。2人ともどうしたら試合に出られて、どうしたら点を取れるかを突き詰めて努力した結果だろう。
今後は相手も徹底的に対策してくるし、スペースを潰された時にどうか。欧州チャンピオンズリーグ(CL)などレベルが上がれば、ブラジルやアルゼンチンの代表クラスの選手などが、より厳しい反則スレスレのプレーをしてくる。そうした中でどれだけやれるか。だが、三笘なら相手が対策してもボールを取られないと期待をしている。
この冬の移籍市場での動きも注目されているね。夏まで待った方がいいとか、いろいろな意見はあると思うけど、僕は行けるんだったら今行っちゃったほうがいいと思う。W杯で注目を集めて、プレミアでもすごい勢いで活躍している。今が一番いいし〝売り時〟なんじゃないか。
三笘のようなスプリンター系の選手は筋肉のケガも多くなりがちだし、好調期間が長く続かないような壁にぶつかる時もある。できるだけ若いうちに強豪へ行ったほうがいいし、先発でも後半からでも使えるので強豪でも出場機会は、つかめるはず。三笘は頭がいいし適応能力も高いので、オファーがあればチャンスを逃さないでほしい。









