〝親孝行星〟を挙げた。大相撲初場所12日目(19日、東京・両国国技館)、元大関の十両朝乃山(28=高砂)が十両湘南乃海(24=高田川)を寄り切って11勝目。1敗を守って優勝争いのトップを堅守した。

 前日11日目に土が付き、初日からの連勝が10でストップ。「すごく悔しかった。連勝していて負けたら意味がない。気持ちが沈んでいた」と振り返る。それでも、母・佳美さんから「切り替えて一日一番という気持ちで頑張ってね」と励ましの連絡を受けて奮起。「今までは父(靖さん、一昨年に死去)から叱咤激励を送ってもらっていた。今は父の分と一緒に送ってくれてうれしい」と感謝の思いを口にした。

 5年半ぶりに立つ十両の土俵も残り3日。千秋楽まで1敗を守れば、初の十両優勝と来場所の幕内復帰の同時達成が見えてくる。元大関は「まだ3日間あるので、しっかり自分の相撲を取り切って、いい結果で場所を終わりたい」と気持ちを引き締めた。