待望論高まる〝本田ジャパン〟の行方は――。日本サッカー協会は17日、第2次森保ジャパンの新コーチにともに元日本代表の名波浩氏(50)と前田遼一氏(41)が就任すると発表した。

 取材に応じた反町康治技術委員長(58)は「森保監督の意向を最優先した形になる」と経緯を説明。「名波さんはJのクラブを率いて現場での経験も豊富だし、必ずや日本に大きな影響を及ぼしてくれる。遼一は代表のアタッカーで非常にいい働きをしたので、それを代表に還元してもらえれば」と大きな期待を寄せた。

 一方で、今回の組閣を前に注目を集めたのがMF本田圭佑(36)だ。現役ながらカンボジア代表を率いて指導者キャリアを積み、カタールW杯後には「W杯で指揮を執りたい。日本代表が理想」と表明し、ファンからも待望論が沸騰した。

 指導者ライセンスを取得しておらず、その意思もないと公言しているため現時点での入閣は現実的ではない。それでも7日に取材に応じた際には、反町委員長にライセンスがなくてもすぐにトップレベルで指導できるよう直訴したことも明かしており、今後の動向に注目が集まっていた。

 そんな本田についても反町委員長は言及した。「日本には日本のしっかりしたルールがある。その中で日本が今この位置にいるのは、今までやってきた施策やライセンス制度が間違っていないという証しだ」とライセンスの重要性を強調。本田の要求を〝却下〟した。

 さらに「今回、森保監督が日本代表を率いてみなさんにすごくプラスな影響を及ぼした。日本を強くするためにJリーグを率いている監督、海外でもアンダーカテゴリーを含めて指導されている方がたくさんいる」と、まずは指導者として実績を積むよう暗に求めた。

 本田と協会の主張は平行線のまま。本田ジャパンの実現は、まだまだハードルが高そうだ。