ボクシングの世界バンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(29=大橋)が13日に横浜市内のホテルで会見し、4本のベルトを返上した上でスーパーバンタム級へ転向することを正式に表明した。
会見冒頭で井上は「4団体のベルトを本日をもちまして返上することをご報告したします」と宣言。目の前に並んだベルトを見つめて「一つひとつ思い出に残るベルトですし、試合にかける思いは一つひとつ違う形で自分の中で残っているものになっています」としつつ「本年は一つ階級をあげてスーパーバンタム級への挑戦をしていきたいと思います」と力強く宣言した。
階級変更を決断した理由を「本来の体格はバンタム級が適正だと思うのですが、バンタムでやり残したことはなく、戦いたい相手もいないので、スーパーバンタム級への挑戦を決めました」と説明。次戦の時期や相手については大橋秀行会長から交渉中との説明があったが、井上は「自分としてはSバンタムのトップ戦線で戦っている選手と戦えればいいなと思っています。(戦いたい相手は)パッと思いつく限りは4人の選手が出てくる。交渉中なのでその名前を出すのは避けておきたいので、正式に発表があるまでお待ちください」と笑顔を見せた。
4月10日で30歳になるが「肉体的にも反応的にも上がっている感覚はあるので、まだまだもっと強い井上尚弥を見せられると思う」と自信をのぞかせる。その上で「バンタム級が(4団体統一に)4年8か月かかったように、スーパーバンタムもそれくらいの年月は必要だと思う。このスーパーバンタム級が(ボクサーとしての)最終章になるといっていい」とボクサーとしての集大成を見せる覚悟とした。
また会見では、大橋会長から弟の井上拓真が兄の返上したベルトの王座決定戦に臨むべく交渉中だと明かされた。これを受けて井上は「兄弟同時にチャンピオンになれることを近々の目標として掲げて頑張っています」と誓った。モンスターが見せる最終章から目が離せない。











