ロシアのプーチン大統領が公の場やテレビ出演する際、いつも近くに写り込んでいる“謎の金髪女性”の正体が判明した。これまで複数の欧米メディアが「“ミステリー・ブロンド”の正体は誰だ?」「役者を雇っているのか?」と謎解きに挑戦してきたが、米ニューヨーク・タイムズ紙がついにキャッチ。気になるその女性の正体はというと――。
プーチン氏は昨年の大みそかに国民向け新年メッセージを発表し、「ロシアの主権と独立、将来の安全保障は全てわれわれの力と意思にかかっている」と話した。例年、クレムリンを背景に新年メッセージを出すプーチン氏だが、今回はロシア南部ロストフナドヌーの南部軍管区司令部で迷彩服の若き兵士らとテレビカメラに向かった。そこで注目されたのは、プーチン氏の背後に兵士とは思えない金髪女性の姿があったことだ。
この女性はプーチン氏が民間交流する際に何度も登場。ベラルーシのジャーナリスト、タデウシュ・ギクザン氏は1日、自身のツイッターに「兵士、漁師、敬虔なキリスト教徒。神は不思議な方法で移動する」と、その正体不明ぶりをツイートした。
実際、ここ数年、欧米メディアはこの女性を“ミステリー・ブロンド”と呼び、その正体を追い続けてきた。ロシアの国営テレビ「RT」の近年の映像を検証したところ、ある時は航空ショーでのアイスクリームの売り子として登場し、ある時は漁師になり、クリスマスの教区民にもなった。さらには釣り人、キャンプファイアをする一般人としても映っている。初登場は2016年、プーチン氏が予告なしに、北西部のノヴゴロドを訪れ、同地の人々と交流した時だといわれている。
世界のメディアは「プーチンの“プロモーションビデオ”用の女優だ」「すご腕のボディーガードだ」「プーチンは暗殺を恐れているので、カネで女優を雇って、民間交流したふりをしている」と謎解きに挑戦してきた。
英紙ザ・サンは「謎の女性はラリサ・セルグヒナに似ていると主張する人もいる」と報じた。セルグヒナ氏はノヴゴロド在住の漁業起業家で、プーチン氏と個人的な交流があってもおかしくはない。実際、セルグヒナ氏だとわかったのだが、不思議なのは、同氏は兵士ではないということだ。
そんな中、米ニューヨーク・タイムズがついに決定的な情報をキャッチした。2日に「謎の金髪女性はアンナ・シドレンコ大尉だと特定した」と報じたのだ。大みそかに南部軍管区司令部で、ウクライナ侵攻に貢献した軍人に軍事命令を伝え勲章を授与する式典で、ツーショットを撮った女性兵士だ。今回の大みそかの女性はシドレンコ大尉で間違いないようだ。いくつかの過去の映像とも顔が一致する。
実は、セルグヒナ氏とシドレンコ大尉は顔がそっくり。どうやら、16年のノヴゴロドでの民間交流はセルグヒナ氏で、それ以外はシドレンコ大尉がアイスクリームの売り子などに扮して、ボディーガードとして近くにいたという可能性が高いようだ。












