大器コンビが新たな〝アジアの壁〟になる。2026年W杯に向けて新戦力に迫る連載の第3回はDFとGK編。ともに超逸材と称されるDFチェイス・アンリ(18=シュツットガルト)とGK鈴木彩艶(20=浦和)が、A代表で鉄壁守備陣に食い込む日も近い。

【次代のスター誕生へ(3)】米国人の父に持つセンターバックのチェイスは、フィジカルとスピードを兼ね備え、対人の守備に絶対的な強さを誇る。サッカーを本格的に始めたのが中学生からと、その伸びしろも注目されており、昨年1月にはまだ高校生の身ながら森保ジャパンの合宿にトレーニングパートナーとして大抜てき。正規メンバーに混じって実戦練習も行い、FW大迫勇也やFW武藤嘉紀(ともに神戸)を相手に対等に渡り合って、DF長友佑都(FC東京)からも絶賛された。

 24年パリ五輪を目指す大岩ジャパンでも主力として活躍。6月のU―23アジアカップでは日韓戦となった準々決勝にフル出場。韓国の強力攻撃陣を完封してチームを3―0の快勝に導き、さらに評価を高めた。「自分の目標は世界一のセンターバックになること。やっぱり自分はこの世代で中心選手にならないといけない」と意識の高さも頼もしい。

 若手が次々と台頭する守護神で特に注目されるのが鈴木だ。ガーナ人の父を持ち、身長190センチ、体重91キロの堂々とした体格。並外れた反射神経と天性のバネを生かしたシュートストップは日本トップクラスで、正確で飛距離もあるキックやスローで攻撃の組み立てにおいても存在感を見せる。昨夏の東京五輪にも飛び級で選出された逸材だ。

 6月のU―23アジアカップでは大岩ジャパンの正守護神として好セーブを連発。「自分がA代表で呼ばれるためには、試合での結果、内容が求められてくる」と早くも代表守護神の座を見据える浦和の至宝に期待だ。