【Mリーグで見せたプロの選択】写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

11月17日1回戦 南4局0本場 東家・滝沢和典の6巡目
11月17日1回戦 南4局0本場 東家・滝沢和典の6巡目

 場況を読む。最終的にどの形がアガりやすいかをイメージするためには、非常に重要だ。手牌がテンパイしたとしても、既に河に捨てられていたり、相手の手牌に含まれていたりすれば、いつまでたってもアガれない。見えない情報があるのが麻雀の面白さでもあるが、そこをどこまで読めるかがプロの技。滝沢和典(格)は3着目で迎えたオーラスの親番という勝負どころでも、冷静に河を見直した。

【答え=9索】オーソドックスな選択としては「イーシャンテンを手広くしてカン8索でも2・5萬でもリーチ」だと、滝沢は言う。真っすぐにテンパイを目指し、入ったら即リーチ。親番であることを生かして周囲の動きを止めるというのは、基本的な戦いに思える。ただ、今回の選択は違った。「点数がない北家・瀬戸熊選手の1、3萬の手出しや、他家も索子を打っていないことなどから、終盤は索子が高くなることが予測されました。前巡、打4索のところで9索を打ちたいなと思っていたくらいなんですが、失敗した時のネットの声が怖くて(笑い)」。それだけ索子に手応えがなかった。選択したのは9索切りだ。

 3・4・5の三色同順も見えなくはないが、今求めるべきは良形でのテンパイと、山に眠っている可能性が高いこと。「いい形、いい色(牌種)に持っていくことが目的です」という選択は見事にはまり7筒、6筒の順に引いて3・6萬待ちでリーチ。アガリトップの状況でテンパイした白鳥翔(渋)が前に出てきたところ、きっちり3萬を捉えることに成功した。

筒子をのばしてリーチ
筒子をのばしてリーチ
対面からの3萬をとらえた
対面からの3萬をとらえた