【FIFAワールドカップ】森保ジャパンは5日(日本時間6日)のカタールW杯決勝トーナメント1回戦でクロアチアと激突する。知っているようで知らない対戦国の〝素顔〟について、現地在住の日本人を緊急取材した。

 クロアチア在住で同国政府公認観光ガイドを務める奥寺有希子さんは、現地のサッカー熱について「国民的スポーツです。本当に生活の一部というか、男の子にとってはサッカーなしで学校の話題についていけないという感じ。(プロ野球の)巨人、阪神じゃないですけど、首都のザグレブと(第2の都市)スプリトのクラブが対戦するときは熱狂的なサポーターがけんかするほどです」と話す。

 外務省の発表によると、同国は九州の1・5倍程度の面積で人口406万人。日本と比較すると小さな国だが、奥寺さんは「クロアチア人はいざという時にメンタルが強いので、それはスポーツに向いているのかなと思います」と分析する。その根底には「普段は淡々としていても、誰かが困っていれば助けたい」という精神が根付いているという。

「例えばザグレブで地震が起きた時は(拠点の)クラブが結束して困っている人を助けに行ったり、団結して社会貢献することはよくあります。私が住んでいるフヴァル島は人口1万5000人ほどですが、コミュニティーの中で助け合うというか、物々交換などいまだに〝結の精神〟があります。以前、山火事が起きた時もみんながパッと動いて協力して。そういう一面は日本よりも強いなと思います」(奥寺さん)

 1次リーグで強豪のドイツ、スペインを破った日本代表が、結束力の強いクロアチアをどう攻略するのか。悲願の8強入りへ挑む大一番から目が離せない。