【FIFAワールドカップ】あのワンプレーに怒りが止まらない――。カタールW杯1次リーグE組最終戦(1日=日本時間2日)、1勝1敗で迎えた日本は、優勝候補のスペインに2―1で勝利。2勝1敗の同組首位で2大会連続の決勝トーナメント(T)進出を決めたが、無念の1次リーグ敗退に終わったドイツのメディアからは疑問の声が相次いでいる。

 日本は1―1で迎えた後半6分にペナルティーエリア内からMF堂安律(フライブルク)が送ったパスがファーサイドに抜けるも、MF三笘薫(ブライトン)がゴールラインから折り返すと、MF田中碧(デュッセルドルフ)が勝ち越し弾。この1点が決勝点となったが、ドイツ紙「ビルト」は、三笘がボールに追いついたシーンについて「テレビでは、ボールがゴールラインの後ろにあるように見える。ボールが入っているのは数ミリしかないはずだ」と糾弾した。

 日本の得点が認められず、引き分けだった場合は、スコア次第でドイツが決勝Tに進む可能性もあった。同時刻に行われたドイツ―コスタリカは4―2でドイツが白星を収めたものの、結果的に日本が勝利し、勝ち点で並んだスペインにも得失点差で及ばなかったため、ドイツに神様がほほ笑むことはなかった。

 同紙は疑惑のゴールで準優勝に終わった1966年W杯イングランド大会を引き合いに出した上で「あの時と同じような苦いドラマが。1966年W杯決勝戦と同様、またしても判定に異論があり、ドイツが敗退してしまった」と報道。ドイツ誌「キッカー」は「日本が驚異の逆転劇でグループリーグを突破し、ドイツの敗退が決定した」と皮肉気味に伝えている。

 王者奪還を目指していただけに、ドイツ国民のショックは計り知れないようだ。