【FIFAワールドカップ】日本はカタールW杯1次リーグE組第2戦(27日)のコスタリカ戦を0―1とまさかの敗戦。連勝を狙いながらの惨敗で、ダメージは小さくない。果たして森保ジャパンは、グループリーグを突破できるのか。元日本代表FW武田修宏氏(55=本紙評論家)は今回の敗因と、残るスペイン戦(12月2日)のキーマンを挙げた。

【武田修宏Take it easy】コスタリカ戦の結果は残念だった。1点取れば終わらせられたはずなのに、前半は1トップで先発したFW上田綺世(セルクル・ブリュージュ)がボールをキープできなかったし、全体的に2人目、3人目の連係もできていなかった。

 それに、やっぱり守備的な相手を崩せなかった。プロと大学生がやったとしても、難しいわけだし、W杯に出てくるようなチームであれば、いくらドイツに勝った日本代表でも簡単にはいかない。失点につながる吉田のクリアも中途半端だった。コスタリカは、身体能力が高いし、やりにくい部分もあったかもしれない。意外なところから足が出てきたりするからね。

 終わった以上、負けを引きずってもしょうがない。スペイン戦に集中してほしい。強豪なのは間違いないけど、ボールを保持してくる〝伝統のスタイル〟を変えてくることはないだろうから、戦いやすいんじゃないかな。

 そこでコスタリカ戦で出番がなかったMF久保建英(レアル・ソシエダード)の働きに注目したい。フィジカルが強いコスタリカには分が悪いと判断して使わなかったのかもしれないけど、スペイン相手なら選手情報も頭に入っているだろうし、やり慣れているはず。日本を救う切り札に挙げさせてもらう。

 あとは、以前も言ったけど、これまで出番のないMF柴崎岳(レガネス)のスルーパスも効果的。一撃必殺で仕留めてほしいよね。(日本代表FW)