またまた阻まれた…。大相撲九州場所千秋楽(27日、福岡国際センター)、幕内高安(32=田子ノ浦)は本割、決定戦で幕内阿炎(28=錣山)に屈して初優勝を逃した。

 優勝争いの単独トップに立っていた高安だったが、本割で阿炎に突き出されて12勝3敗。その後、大関貴景勝(26=常盤山)が勝って1994年春場所以来、28年ぶりのともえ戦に突入した。

 決定戦では立ち合いから飛び込むも阿炎の胸に顔をぶつけ、そのままはたき込まれた。取組直後は意識がもうろうとなり立ち上がれなかった。

 3月の春場所、9月の秋場所はいずれも優勝次点。〝三度目の正直〟で臨んだ今場所もあと一歩及ばなかった。

 土俵下の佐渡ヶ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)は「ここが高安の一番の壁。ここを乗り越えれば大関に戻っていけるし、その上だって狙える。地力は十分にある。出稽古でもよく私の部屋に来て、本当によく稽古する。もっともっと上を目指してほしい」と語った。