直接感謝を伝える――。大相撲九州場所千秋楽(27日、福岡国際センター)、幕内阿炎(28=錣山)が大関貴景勝(26=常盤山)、幕内高安(32=田子ノ浦)との三つどもえの優勝決定戦を制し、初優勝を果たした。
単独トップの高安を本割で破り12勝3敗とすると、勢いそのまま決定戦でも2人を撃破。1994年春場所以来、28年ぶりのともえ戦で最高の結果を収めた。
7月の名古屋場所後に右ヒジと左足首を手術して、9月の秋場所は全休。師匠の錣山親方(元関脇寺尾)からは「(今場所は)リハビリのようなもの」と伝えられた。
現在入院中の師匠からは毎日メールが届くなど、連絡は取り合っていた。「前日に気合の入った相撲を見せてくれと言われていたので。それだけを意識してました」
一昨年7月にはコロナ対策の規則違反が発覚。3場所出場停止などの処分を受けて、一時は幕下まで転落した。そんな常に支えてくれた師匠に対しては「少しでも喜んでくれたら」としつつ、直接会って「握手してもらえたらうれしいです」と頬を緩ませた。











