森保ジャパンが23日に行われた1次リーグE組のドイツ戦で2―1の逆転勝ちを収めた。24日、快挙は「ドーハの奇跡」とも報じられたが、ネット上では過去の「奇跡」もよみがえった。

「ドーハの奇跡」は、今回の会場・ドーハで1993年、W杯アジア最終予選のイラク戦で終了間際に同点ゴールを許して翌年の米国大会出場を逃した「ドーハの悲劇」にちなんだネーミングとみられる。ネット上ではこれに関連し、「マイアミの奇跡以来の衝撃」「ベルリンの奇跡に並ぶ快挙だ」と過去の劇的勝利を挙げる投稿も見られた。

「マイアミの奇跡」は1996年、アトランタ五輪の1次リーグでU―23代表が同ブラジル代表を破った一戦。西野朗監督率いる日本は、GK川口能活の好セーブなど守備でブラジルに得点を許さず、後半半ばのMF伊東輝悦が決めたゴールが決勝点に。サッカー王国を五輪の舞台で破るマイアミ発のニュースは世界を驚かせた。

「ベルリンの奇跡」は36年のベルリン五輪が舞台となった。あの「前畑ガンバレ」実況で知られる競泳女子平泳ぎ・前畑秀子が金メダルを獲得した大会で、日本イレブンも歴史に名を刻んだ。トーナメント形式の1回戦で強豪スウェーデンに前半2点を奪われながら、後半に3得点で3―2の逆転勝ち。続くイタリア戦は0―8と敗れたが、サッカー後進国の大金星は超サプライズだったと言われる。

 64年東京五輪のアルゼンチン戦勝利、銅メダルを獲得した68年メキシコ五輪、W杯初出場を決めた97年のアジア第3代表決定戦・対イランや2012年ロンドン五輪でのスペイン戦勝利など快挙はあるが、男子の代表戦で「奇跡」とまず語られるのはベルリン、マイアミがもっぱら。今回の勝利には「歓喜」の冠も見られるが、前出2試合とともに男子の「日本サッカー3大奇跡」となるのか…。