ボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)が21日にオンラインで会見し、大みそかに東京・大田区総合体育館でWBA同級王者のジョシュア・フランコ(27=米国)と王座統一戦を行うと発表した。

 井岡の2団体統一戦は、2012年6月の八重樫東戦以来、10年ぶりとなる。昨年大みそかも前IBF同級王者のジェルウィン・アンカハスとの統一戦が決まっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になっているだけに「発表できることをうれしく思います。去年流れてしまって一年越しになるので。統一戦をするために気持ちを引き締めてやっていたので『いよいよ自分が望んでいた試合ができるな』という心境です」と腕をぶした。

 家族と離れ、米ラスベガスでトレーニングを行う井岡は丸刈り頭で登場。「特に理由はないですけど(髪の毛を)全部刈ってしまった方が楽なので。本格的にスパーリングもやっていますし、試合に向けていい状態を作れるように取り組んでいます。ボクシングを取り組むうえで最高の環境だと思います」と充実の表情を見せる。

 試合展開については「もちろん、できる限りいい内容でいいパフォーマンスで、理想はKOする形が一番だと思っていますけど、世界戦、まして統一戦という舞台で、そんな甘い戦いではないと思う」と厳しい表情を見せる。その上で「内容というよりは勝つことだけを考えています。判定でもKOでも」と勝負に徹する強い意志を示した。

 対するフランコは「ずっと待っていたので、こうして試合が決まって嬉しいです。興奮しています。(井岡は)素晴らしいボクサーで、試合を心待ちにしていたので楽しみです」と闘志をみなぎらせる。今回が初来日だとして「アウェーだと認識しているので、試合をしっかり支配することが大事。KOできれば素晴らしいが、そうでないにしても支配していく内容で試合ができればいいと思います」と力を込めた。

 昨年の中止があるだけに、ネット上でもファンから早くも「待ちに待った統一戦」「楽しみ」などの声が上がる期待の一戦で、井岡は勝利をもぎ取れるか。