【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑490】近年注目を集めているUMAの一つに英国版ビッグフット「チャーストン・ビッグフット」がいる。ビッグフットといえば、北米大陸の森林や山地に出現する獣人型UMAだ。だが、ビッグフットらしき未確認生物が英国でも目撃されているという報告が昔から多数あったことが近年の調査で発覚。英国には大型類人猿型のUMAは存在していないと言われていたため話題になったのだ。
さて、今から26年前の1996年にイングランド南西部の牧歌的な森林地帯にて奇妙な生物の目撃情報が相次いだ。それは大きな二足歩行する獣人らしき生物で、北米大陸を代表するビッグフットに似ているというものだった。しかし、目撃証言の相次いだ英国デヴォン州の一地域は、これまでビッグフットなどの獣人型UMAの報告がなかった場所である。
1996年、ペイントンとトーキーの間にあるチャーストン・ウッズとその周辺で奇妙な獣人の目撃情報が相次いだ。目撃証言によれば、その獣人は身長1・5メートルほどで、茶色の毛が体を覆い、さらに奇妙なひねりを加えた顔をしていたという。北米大陸のビッグフットよりは小柄だが、見た目が似ていたため各種報道機関はこの生物をチャーストン・ビッグフットと呼ぶようになった。
やがて研究機関「センター・フォー・フォーティアン・ズーロジー」などが現地調査を開始した。チャーストン・ビッグフットは6週間の間に約15人が目撃したと名乗り出ており、裏付けもあったため、専門家たちはこれらの目撃証言を信頼に足る情報だと判断した。しかし、目撃証言のあった地域で調査を行ったものの、足跡などの痕跡や故意的に枝が折られた様子などは確認できなかった。
一方で、この生物が木の枝にぶら下がって揺れている様子を目撃したという報告もあることから、チャーストン・ビッグフットは、おそらく動物園や個人収集家から逃げ出した大型のサルだったのではないか、と考えられている。
現在では目撃証言も途絶えているため真相は分からないが、この事例も英国では珍しい謎の獣人型UMAの目撃例の一つとして記録されている。












