ボクシングのWBC&WBA世界ライトフライ級統一王者・寺地拳四朗(30=BMB)が〝3団体統一〟に意欲を示した。

 1日の試合で京口紘人(28=ワタナベ)に7ラウンドTKO勝ちを収めた寺地は、2日に東京・三迫ジムで報道陣の取材に対応。「本当に結構、大変な試合だった。京口選手は強かったので、ホッとしているというのが大きい。まだ寝れていないので、まだ眠たいなという感じです」と笑顔で振り返った。

 試合前には、寺地を指導する加藤健太トレーナーが京口に「致命的な弱点がある」と指摘していた。しかし、これは駆け引きの一環だった。2004年に大橋ジムの大橋秀行会長が、教え子の川島勝重と徳山昌守の一戦の際に「弱点がある」と発言したことを参考にしたといい、「自分なりに統一戦を楽しんで、駆け引きしました。気づく人なら気づいたと思う。まあ、弱点とかはないです」と告白。それでも、リング外でも積極的に戦いを仕掛けたからこそ、白星につながった。

 さらなる高みを見据える寺地は今後、WBO王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との3団体統一戦を目指す。1日の試合後には控室の前でゴンサレスに遭遇。お互いに対戦を熱望していることを確認し「ベルトをまとめることはプレッシャーも大きいけど、そこで勝っていくのが強いチャンピオンなので、自信を持って仕上げていく」と覚悟を口にした。

 試合後にはお祝いのメッセージが約300件届いた。「昨日寝ずに返したけど、返したらまた返ってくるし、まだ返し切れてない」と苦笑いを浮かべたが、その表情は晴れやかだった。