WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)が、WBA同級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)との2団体統一戦(1日、さいたまスーパーアリーナ)を豪快なKO勝ちで制した。
10年ぶり2度目となった日本人同士の統一戦は、序盤から近距離で打ち合うヒリヒリした展開になった。拳四朗が巧みな左ジャブを放つが、京口も固いガードで決定打を許さない。2Rも共に前に出て、積極的に打ち合った。
だが、3R以降は拳四朗がペースをつかむ。高速の打撃と出入りで距離を制すと、4Rもテンポの早い攻撃で京口を追い込んだ。すると5R、拳四朗が右のストレートを顔面にヒット。最初のダウンを奪う。その後京口から意地の反撃を受けたが、それもしのぎ切った。
試合が決まったのは、嵐前の凪のような展開になった6Rを挟んだ7Rだ。ジャブとボディーを的確にヒットさせてダメージを蓄積させると、強烈な右ストレートであごを打ち抜いてダウンさせる。これでひざから崩れ落ちる京口をレフェリーが抱え、7R2分36秒で拳四朗のTKO勝ちが告げられた。
試合後、マイクを持った拳四朗は「ちょっと焦ったっすね。これもいい勉強になりました。強かったです。一言で言うとホンマに幸せ」と笑顔。傍らの加藤健太トレーナーに視線を送ると「僕は加藤さんに強くならせてもらっている。今回も勝たせてもらえてよかったです。打ち合いでも勝てる自信はあるって言っていたので。加藤トレーナーの言う通りに動いたという感じです。加藤さんが言ってた『足使って早いワンツー』で、倒せたかなと思います」と感謝を口にした。
今後についてはかねて希望してきた4団体統一を目指すことになる。まずはこの日、岩田翔吉を下してWBO同級王座を防衛したジョナサン・ゴンサレスとの一戦を「この試合前にもゴンサレス選手と『勝って統一戦をやろう』と話していたんで、近づいたんじゃないかと思う」とした上で「勝ったんで、ぜひ次、やりましょう」と呼びかけた。
ゴンサレスも日本での統一戦を希望していたが、果たして実現はするのか。「もっと強くなるんで、それを楽しみにこれからも応援してください!」と話した拳四朗の今後から目が離せない。











