祖国の英雄に勝利をささげろ! 格闘技イベント「RIZIN〓39」(23日、マリンメッセ福岡)で牛久絢太郎(27)のRIZINフェザー級王座に挑戦するボンサイ柔術のクレベル・コイケ(33=ブラジル)が、1日に亡くなった“燃える闘魂”アントニオ猪木さん(享年79)をしのんだ。

 現在日本を拠点にしているコイケだが、生まれ育ったのは猪木さんの第2の故郷でもあるブラジルだ。母国での猪木さんについて「ブラジルではみんな知っているよ。レジェンドだ。プロレスとバーリトゥード(総合格闘技)を広めたから」と話す。同じブラジルにルーツを持つ格闘家として「メッチャ、リスペクトしてます。だから亡くなって、私寂しい。いつか、会いたかった。勝っていればいつか会えるかもって思ってたしね。殴られる(闘魂ビンタ)のは痛いから嫌だけど、それでもいつか会って話したかった」と視線を落とした。

 三角絞めを得意技にするコイケだが、21日の会見では「でも十字、バックも。いろいろ練習した」とほかの展開も示唆。実はその言葉にも猪木さんへの思いが込められている。猪木さんの必殺技の一つとして知られるコブラツイストは、グラップリングやMMAの試合でもグラウンド状態で使われることがある。主にバックから狙われ「ツイスター」とも呼ばれる強力な技だが、コイケは「もちろん私もできるよ。難しいけど。でもチャンスがあれば…」と“猪木さんにささげるコブラツイスト”も狙うつもりだという。

 最後に「猪木さんに喜んでもらえるような勝利をしたい? そうですね。それは、もちろん」。必ずやベルトを取り、天国の大先輩に報告したい。