柔道男子日本代表の鈴木桂治監督(42)が15日、世界選手権(タシケント)を終えて羽田空港に帰国した。

 今大会は60キロ級の高藤直寿(パーク24)、66キロ級の阿部一二三(同)が金メダルを獲得。ただし、全7階級で頂点を目指していただけに鈴木監督は「目標には遠く及ばなかった」と淡々と振り返った。

 銀メダル2個、銅メダル1個の結果には「銀メダルをどう金メダルに変えることができたか、銅メダルをどう金メダルに変えることができたか少し時間をかけて検証していく」。また、90キロ級の増山香補(パーク24)、100キロ級の飯田健太郎(旭化成)の2回戦敗退を受けて「世界のレベルが上がっている中で日本人選手のレベルがどれだけ高くなっていくのかが不安材料。(今月30日の)講道館杯からまた新しい選手が出てくる可能性も十分あるし、視野を広くして選手層を厚くしていくことが今後の課題」と語った。

 そうした中、66キロ級は決勝で阿部が丸山城志郎(ミキハウス)を下して優勝を決めたことから、鈴木監督は2024年パリ五輪に向けて「4連勝という形もしっかり残っているし、世界選手権の1位、2位なので差はあって当然」ときっぱり。

 一方で「城志郎にももうひと踏ん張りしてほしいと。心が折れたり俺もうダメかなという思いになったら崩れ落ちるのも早いので、そういったところは伝えた」と、丸山に奮起を促したことを明かした。