格闘技イベント「RIZIN.38」(25日、さいたまスーパーアリーナ)の出場選手インタビューが23日に行われ、RIZINバンタム級王者の堀口恭司(31)がフライ級への階級変更を視野に入れていることを明かした。

 金太郎との試合を2日後に控え、インタビューに臨んだ堀口だが「まだ『試合をやる』っていう感じはしていないです。準備はしていますけどリングに立たないと実感がわかないので。今は減量を頑張っています」とリラックスした表情。対戦相手については「金太郎選手は一発がある選手だなと。打撃に特化した選手かと思います。お互い打撃が得意でアグレッシブなのですごくいい試合になると思います」と分析する。

 2021年から米格闘技団体「ベラトール」に戦場を移したが、セルジオ・ぺティス、パトリック・ミックスに2連敗中。セルジオ戦は試合をコントロールしながらバックブローで逆転KO負け、パトリック戦は僅差の判定負けという悔しい内容が続いているだけに「同じ体重で同じ人間同士なんで、ラッキーもあるしいろいろあると思うので、慎重にやります」と話した。

 また、会見中には「食べても太らないんですよね…。これから先どうしようかなと思います。1個下の階級に下げようかなとも思います」と近い将来のフライ級転向も示唆。試合に向け「前回前々回と海外で試合をしたので、家族の近くで試合を見せられるのがうれしいです」と話した史上最高の〝メイド・イン・ジャパン〟の復活に注目だ。