〝横綱対策〟が的中だ――。大相撲秋場所2日目(12日、東京・両国国技館)、幕内翔猿(30=追手風)が横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)を寄り切って初金星を挙げた。
当たって距離を保ちつつ、最後はもろ差しで土俵外に退けた。取組後は息を整えながら「うれしいですね。(金星は)まだ実感していないです。今までつかまっていたので、つかまらないように。思いきりいけました」と充実の表情だった。
先場所は8勝4敗で迎えた13日目に部屋でコロナ感染者が確認され、無念の途中休場。ただ、すでに勝ち越しを決めていたことから、今場所は西前頭6枚目から東前頭筆頭に番付を上げた。「(休場は)仕方ないことなので次に備えてやっていこうと思っていた」と話す翔猿は「押す力をつけるためにぶつかり稽古を多めにやってきた」と胸を張った。
勝ち越せば三役昇進が現実味を帯びてくる。翔猿は「(上を)意識して一番一番頑張ります」と力強く語った。
一方、痛恨の初黒星を喫した横綱は取材に応じることなく国技館を後にした。











