大相撲秋場所(11日初日、東京・両国国技館)を控えた9日、カド番の大関御嶽海(29=出羽海)が東京・墨田区の部屋で稽古を行った。

 相撲は取らず、しこやすり足など基礎運動を中心に汗を流した。先場所は2勝4敗で迎えた7日目に新型コロナウイルスに感染。無念の途中休場となったが、番付は据え置きとなった。それでも大関は「(もう一度チャンスがあるとは)考えてないです。落ちていても残っていてもやることは一緒だなって。落ちたから10番勝ってとか、いや残っていても10番勝たないといけないし。落ちたから10番でいいのかと言えばそうじゃない。そこは変わらないです」と気持ちを引き締める。

 出稽古期間中は春日野部屋に3日間出向き、平幕の碧山、栃ノ心と胸を合わせた。両力士の圧力を感じたのはもちろんのこと「大関(の地位で)で行ったのが大きかった。『すみません(栃乃)心関、あんましていいですか』って言えちゃう。向こうも好きなように稽古せいよ、みたいな。『大関ってこんなに違うの?』と感じだった。本当にいい稽古だった」と充実の日々を振り返った。

 5月の夏場所で負傷した右肩について「悪くもなってないし、よくもなってない。現状維持ですね」と明かしたが、大関は気合十分。「何があっても初日、2日目は白星。3日目、4日目から感覚取り戻してグーッと上げていきたい」と力を込めた。