自民党が所属国会議員に対して世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を点検した結果が8日にも公表される見込みだ。両者の密接な関係がどこまで明らかになるか注目されている。一方、ジャーナリストで「やや日刊カルト新聞」で活躍する鈴木エイト氏は旧統一教会が政治家に接近する目的について「議員の弱みを握るんです」と指摘した。
鈴木氏はジャーナリストの藤倉善郎氏とともに7日、立憲民主党の国対ヒアリングに参加。旧統一教会の問題点について議員らに解説した。自民党は所属国会議員に旧統一教会との関係を自己申告させる、8項目からなる点検を行っており、その結果が8日にも公表される予定となっている。
鈴木氏は「自己申告させるというのは意味がない。意味がないということで意味がある」と辛らつに指摘。無意味であることが確認できると言いたいわけだ。
一連の政治家と旧統一教会をめぐる報道では現役信者からのリークもあったとされる。鈴木氏は「政治家生命を絶つ情報は出さないが、小出しにして政治家をコントロールしようとしているフシがある」と旧統一教会が巧みに政治家に圧力をかけているとも話した。
旧統一教会はかなり政界に入り込んでいるという。これまで旧統一教会が議員事務所に秘書を送り込んでいるとの報道や、若い女性が政治家に接触を図っているなどという指摘もあった。まさかハニートラップなんてことも?
鈴木氏は本紙の取材に、「ハニトラまでいくのはそうそうないんです。基本的にはハニトラではない形で弱みを握ります。お金のやりとりがあったとか、議員が教団に来た際に映像を撮っておくとかで、カードとして持っておくのです」と解説した。
政治家が旧統一教会のイベント等に出席した場合は映像などが残っていると考えられるという。「信者には『撮らないで』と言っても、教団側がこっそり撮っていてもおかしくはない。そうやって議員の秘密を握るんですよ」(同)
政治家の秘密を握っておくことは旧統一教会にとってどんなメリットがあるのか。今後、旧統一教会への厳しい対応、例えば解散命令などが検討されることがあったとしよう。「そうした話が具体的になれば解散命令を止めようとする政治家も出てくるでしょう。どの議員がどう動くかを見ると面白いですよ」(同)
弱みを握られている政治家は旧統一教会を守るために動かざるを得ない。自民党の点検がきっかけで何かが変わるのか。それともやはり無意味に終わるのか。












