日本代表MF南野拓実(27)は、新天地フランス1部モナコで成功できるのか。古巣となるリバプールの指揮官、ユルゲン・クロップ監督から絶賛された「長所」が一つのカギとなりそうだ。
W杯シーズンでの新たな挑戦を決断した南野。モナコの期待の大きさは、ザルツブルク(オーストリア)からリバプール加入時の2倍以上となる移籍金1800万ユーロ(約26億円)にも表れている。
そんな日本の10番はリバプール時代に、クロップ監督から「彼は5つのポジションでプレーできる。両インサイドハーフと前線の3つポジションだ」とユーティリティー性を評価されていた。移籍先ではこれを出場機会確保につなげる材料としたいところ。モナコのフィリップ・クレメント監督は「彼はさまざまな役割、ポジションで、非常に効果的な選手だ。攻撃面でああいう選手がいると、本当に助かる」と期待を寄せる。
ただ、懸念もある。選手たちのレベルがトップクラスのリバプールでは、複数ポジションをプレーできるという長所が、定位置をつかむまで武器とはならなかった。主力の誰かを休ませる時に重宝されたが…。ネット上では「どこのポジションも中途半端の評価をされたら、リバプールと変わらない扱いになるかもしれない」と〝器用貧乏〟を懸念する声も。ユーティリティープレーヤーであることは、スペシャルな働きをできるポジションがないと見られてしまう可能性も多分にはらんでいる。
新天地では、そんなレッテルを貼られずに活躍を披露できるか――南野の意地を見たいところだ。












