ボクシングの東京五輪女子フェザー級金メダルの入江聖奈(21=日体大)が究極の〝文武両道〟を目指している。
17日は「関東大学女子トーナメント」が神奈川県立スポーツセンターで行われ、通常より2階級上のライトウエルター級で出場し、決勝で高橋美波(早大)を5―0の判定で撃破。日体大の主将としてチームの総合優勝に貢献した。
現在4年生の入江は11月の全日本選手権を最後に現役引退の予定。「笑顔で終われたら」と有終の美を狙っているが、一方で大学院進学へ向けて猛勉強中だ。テーマは「自然環境保全」に関するもので、大好きなカエルの研究に余念がない。
昨夏の東京五輪金メダルで脚光を浴び、その後はテレビや新聞などで「カエルが大好き」と公言し、一気に〝カエルボクサー〟として有名になった。現在はカエルに関する書籍を買い集め、関係者によれば「どんなプレゼントよりもカエルの図鑑が一番喜ぶ」という。練習や取材の行き帰りは必ず書籍を読み、自身のツイッターにはカエルのイラストや解説などを書き込んだ自作ノートをアップして話題となっている。
だが、意外にも本格的にカエルの研究を始めたのは昨年の秋ごろ。自分の発言がメディアに大きく報じられ、勉強せざるを得ない状況になったという。入江はこんな裏話を教えてくれた。
「引くに引けなくなったというのはありますね(笑い)。テレビに出て、カエルの質問に何も答えられなかったらニワカだと思われる。だから、詳しくならないとダメだって思って勉強を始め、最終的に大学院(進学希望)につながりました」
わずか半年で驚異的な成果をあげ、すでに博士レベルの知識を持つ。自身の性格を「追い込まれないとやらないタイプ」という入江。何気ないカエル好きアピールによって自分にプレッシャーを与え、人生を変えたといっても過言ではない。












