臨時国会が3日召集され、先月の参院選で初当選した新人議員は初登院となった。「良識の府」といわれる参議院だが、これまで数多くの議員がお騒がせを繰り広げてきたのは周知の通り。多様性という名の下の超個性派が揃った“2022年組”の初日の決意のほどは――。
【生稲晃子氏】新人の中でもひと際注目だったのが自民党から東京選挙区で出馬し、当選した生稲晃子氏だ。姿を見せたのは午前8時45分ごろ。マスコミが今か今かと国会正門を凝視しているさなか、どこから入ったのか生稲氏はすでに国会敷地内にいた。まさに気配を消した“ステルス”初登院となった。
生稲氏は緊張で朝食が食べられなかったと告白した一方で、「改めて62万もの票をいただいたことに重みを感じて、身の引き締まる思いでいますが、これからは国会議員の1人として一日一日を大切に一生懸命働いていきたいと思います」と意気込んだ。
生稲氏の選挙戦はトラブル続きだった。候補者アンケートの不備がネットで炎上。釈明に追われた。さらに、投開票日には「池上彰の参院選ライブ」(テレビ東京系)で、「資質、勉強が圧倒的に足りない」ことを理由にテレビ局のインタビューを断っていると暴露され、生稲氏の選対が抗議する騒動も。
いろいろあっただけに、マスコミのいる正門は避けたと考えられるが…。永田町関係者は「国会議員にマスコミが直撃取材をするのは本会議や委員会の終わりが多い。病欠でもなければ、必ずそこに議員は来ますから。何かあった時、マスコミの取材は避けられない」と指摘。議員活動もステルスというわけにはいかなそうだ。
【水道橋博士氏】れいわ新選組から比例代表で初当選した芸人コンビ「浅草キッド」の水道橋博士氏(59)はグレーのスーツにネクタイ姿で、神妙な面持ちで国会正門をくぐった。
選挙前は「国会に卍固め」「消費税に延髄斬り」とリスペクトするアントニオ猪木氏の選挙挑戦時のキャッチフレーズで自らを鼓舞していたが、この日は一転、「プロレスでのたとえはしません。パフォーマンスを期待する向きがあるが、一切やりませんので、まじめに粛々と。今はまだ覚えていくことがたくさんあるので、勉強してから爆発させたい」と封印を宣言。
金髪から黒髪に染め直したのは、映画の撮影用であって、「心境の変化とかはまるでない」とさばさばとしたもの。TBSの「アサ秘ジャーナル」で150人以上の国会議員をインタビュー取材してきたとあって、「仕事をする場としては法律をつくること。早く質問して実際の活動をしたい」と芸人らしさを見せることはなかった。
【ガーシー氏】NHK党のガーシー(東谷義和)氏(50)は選挙前からの公約通りに中東のドバイ滞在で臨時国会を欠席。この日、参院議長選出の投票で、本人不在でも点呼で「ガーシー君」と本会議場内に響き渡ったが、これに自民党の長老陣から「ガーシーだってよ」と嘲笑する声も聞こえた。
ガーシー氏は事前に海外渡航届と欠席届を参院側に提出したが、議院運営委員会は帰国日が書いていないことを理由に海外渡航届を受理せず、「暗殺の恐れがあるので帰国しない」との理由を書いた欠席届は取り扱われることもなく、無断欠席扱いとなった。
ガーシー氏は怒り心頭でインスタグラムに「アホらし お前らに参議院議員にしてもらった訳でもないのに偉そーにすな」と投稿した。
ガーシー氏の元には毎日400~500ものタレコミが届いているという。この日夜には「(国会に)来なあかん。政治をなめたらあきまへん」と自身を批判した立憲民主党の辻元清美参院議員に対し、SNSで「ほざく前に何か一つでも国民の脳裏に残るような事やったんか?」と反撃に出た。
さらにユーチューブライブでは「自民党の議員をさらしていきます」と予告し、参議院議院運営委員長の福岡資麿参院議員、木原誠二官房副長官、中曽根康隆衆院議員の名前を挙げ、近く爆弾ネタを投下する考えを明かした。












