東京五輪閉幕から1年を迎え、国際オリンピック委員会(IOC)が、大会成功を〝自画自賛〟だ。
公式サイトでは「東京五輪はパンデミックを食い止めることが可能であると示した」との見出しで、改めて大会を総括。コロナ禍で1年延期となった五輪は開催を巡って賛否が分かれたが、IOCに感染対策を助言する独立専門家パネルのブライアン・マクロスキー博士は「日本当局と協力し、コロナ対策を一緒に設計していた。当時はまだ世界中でワクチン接種が行われておらず、1万1300人の選手と数万人のステークホルダー(利害関係者)が来日することが予想されていました」と振り返る。
「五輪はコロナの〝超進化のイベント〟になる」「専門家はコロナ対策の準備ができていないと言っている」――。大会前はネガティブな意見も少なくなかったことから、マクロスキー氏は「『もしや』と一瞬怖くなった」。それでも「それはほんの一瞬だった。日本はロックダウンに頼ることなく感染者数を世界の大半の国より抑えてきた経験があった」と断言した。
続けて「今日、私たちが言えるのは世界保健機関(WHO)の助言の正しさを示したということ。基本的な対策や検査回数を増やし、東京五輪がパンデミックを抑えることが可能であることを示した」と、〝バブル方式〟を採用するなど徹底した感染対策で成功したことを強調した。
「1万1300人のアスリートのうち陽性者はわずか33人で五輪は参加者と日本国民双方で安全であることが証明された。大会前は批判されたが、(ウイルスを)拡散するイベントにはならなかった」とマクロスキー氏。「コロナ3年目の夏を迎えた今、東京五輪が切り開いた道ははっきりとしている。コモンウェルスゲームズを含む国際イベントはカレンダー通りになったのだから」と胸を張った。
日本では大会組織委員会の高橋治之元理事(78)の〝汚職疑惑〟が取り上げられているが…。IOCが関心を示すことはなさそうだ。












