【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑480】ネッシーが世界的に話題になると、日本や世界各地でネッシーに似たUMAが報告されたように、未確認生物の世界にもブームは存在している。現在世界中で目撃証言が増えつつあるのが、姿を変えるUMAこと「シェイプシフター」たちだ。このUMAの特徴は見ている前で姿を変えるというもので、米国の「スキンウォーカー」を筆頭にさまざまな地域で目撃証言が増えている。
そして現在、メキシコのある都市で不気味なシェイプシフターのようなUMAが出現し、住民たちがパニックに陥っているという報告がなされた。
地元メディアの報道によると、この奇妙な状況は2週間ほど前、メキシコのモレロス州中央北部にあるココヨックのコミュニティーで発生したという。地域の人々によれば「人の声とも動物の声ともつかない不思議な鳴き声」を複数の人が立て続けに聞いたことから始まり、程なくして同様の不気味な鳴き声を聞いた住民の数が増加。もしかしたら声の主はメキシコの伝承に登場する妖怪「ナグアル」ではないかという説が出て来たのである。
ナグアルは、夜になるとさまざまな動物に変身し、人間に大きな災難をもたらすという伝説の妖怪だ。ココヨックは伝統的な信仰が強い地域だったそうで、地域の人たちもこの説に飛びついた。そして、これ以上不気味な怪物の害に遭わないよう、家のドアに白い十字架を描き、不気味な鳴き声が聞こえてきたという道を通らないように気をつけたり、夜の10時以降は家から出ないよう自衛を始めたのだ。
UMAや妖怪の話が出るとさまざまな噂が飛び交うものだが、今回の騒動はメキシコのSNS上で人々の嘲笑の的となってしまったそうだ。多くの人々がくだらない迷信を揶揄する書き込みを行ったという。歴史学者のグスタボ・ガリベイ氏は、このようなネット上での反応について「ココヨックは比較的最近まで魔法や治療者の習慣が残っていた文化の拠点である」と強調し、この奇妙な事件をばかにした人たちに対し、地元の人々に対してもっと敬意を払うよう呼びかけている。












