〝ぶっつけ本番〟も焦りはない。大相撲名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)を控えた8日、カド番の大関御嶽海(29=出羽海)が電話取材に応じた。

 先場所は初日の幕内高安(田子ノ浦)戦で白星発進となったが、土俵から落ちた際に右肩を負傷。その後は本来の実力を発揮できず6勝9敗に終わった。この日はすり足やテッポウ、立ち合いの確認などで調整し「(右肩の状態は)『大丈夫です』としか言いようがない。相撲は取れます」と語った。

 ただし、これまで申し合いなど相撲を取る稽古は「全然やっていない」。土俵の外や部屋の外で若い衆と胸を合わせてきたが、御嶽海は「体の仕上がり? 初日、2日目と取ってみないと分からない。ぶっつけ(本番)です」と明かした。

 その一方で、カド番は過度に意識していないという。「大関の地位うんぬんではなく、勝ち越す、10勝というお相撲さんとしての目標があるからそこはブレずにやっていきたい」。負け越しは大関陥落を意味する。それでも「焦っても仕方ない。こういう状態が初めてではないですから」と言いきった。

 この日の取組編成会議で初日に先場所で優勝争いを演じた幕内隆の勝(常盤山)、2日目に幕内琴ノ若(佐渡ヶ嶽)との対戦が決まった。長野出身の御嶽海は〝準ご当地〟に向けて「気合入れて頑張ります」と気を引き締めた。