夢は大きく――。レスリングの明治杯全日本選抜選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)最終日(19日、駒沢体育館)、女子62キロ級決勝は、尾崎野乃香(19=慶応大)が東京五輪金メダルの川井友香子(24=サントリービバレッジソリューション)を下して2連覇を達成。9月の世界選手権代表に決まった。
両手を突き上げたガッツポーズが喜びを表していた。「本当に頑張ってきてよかった」。JOCエリートアカデミー出身の尾崎は、現役の慶応大生。「レスリングが大好きで、頭の中でも一番だけど、やっぱりそれだけでは違う。勉強も好きでやっているし、レスリングが終わった後のキャリアも考えたくて、その後の人生の方が長い。将来何がしたいかを4年間で決めたい」。セカンドキャリアを考えながらの競技人生だが、レスリングにも全力を注いでいる。
なぜか。野崎の頭には「五輪」の2文字が深く刻まれているからだ。「62キロ級は自分の階級だと思って、世界選手権では今度こそ絶対優勝する。自分が絶対に62キロ級を守って五輪に出場したい」
川井友との初対戦で勝利を収めたとはいえ、今後もライバルになること間違いない。「これで満足してはいけない」と自らに言い聞かせ、さらなる飛躍を誓った。












