直径が500メートルある世界最大の球面電波望遠鏡「中国天眼」が地球外文明からの可能性がある信号をキャッチしたという。中国国営メディア「科技日報」が14日、報じた。
科技日報によると、北京普通大学天文学部の中国地球外文明研究グループのチーフサイエンティストである張同傑(チャン・トンジェ)教授は先日、同グループが天眼で地球外文明のものと思われる信号を発見したと明らかにした。
張教授は「今回キャッチしたのは、過去とは異なるいくつかの狭帯域電磁信号である。疑わしい信号が何らかの無線干渉である可能性も非常に高いので、さらに確認して除外する必要があります。これは長いプロセスになる可能性があります。私たちは天眼が地球外文明の存在を最初に発見することを楽しみにしています」と話し、今後も調査を続けるという。
天眼は2020年に正式稼働し、地球外文明の探索をスタートした。世界最大というのが自慢で、当時、中国科学院の白春礼院長は「天眼を中華鍋として使えば、チャーハンが全世界の人に茶わん4杯分行き渡る」と自慢したほどだ。
UFO研究家の竹本良氏はこう語る。
「米国のペンタゴン、NASAなどが本格的にUFO研究に取り組みはじめたため、中国としても何らかのアクションを起こすのだろうとは想像できます。天眼がつかまえたシグナルは間違いである可能性もあります。それでも、米中の宇宙人探しが極めて厳しい競争の渦中にあることがこのニュースで分かりますね」
実は中国はかつて“UFO大国”だった。1970~80年代はUFOを飛喋(フェイティエ)と呼び、専門誌「飛喋探索」で米国発のUFO記事を多数掲載していた。90年代からはオリジナルの中国UFOの研究が進んでいた。
竹本氏は「89年の天安門事件以降、一般市民の集会にまで規制がかかる言論統制が強まり、UFO研究が止まった感がありました。しかし、近年、中国共産党への不満と自由な言論を求める風潮が強まり、若者たちのUFO&宇宙人に対する憧れが強まっているようです。今回の発表はそんな不満へのガス抜きという意味もあるかもしれません」と指摘している。












